ライフデザインと支援シート

2015年11月11日
「教育臨床カフェ」特別企画「教室で使える!発達障害入門」を開催

教室で使える!発達障害入門

11月11日(水)13:30~愛知教育大学教育未来館多目的ホールにおいて、平成27年度文部科学省委託事業「発達障害に関する教職員育成プログラム開発事業」の一環で「教育臨床カフェ」特別企画「教室で使える!発達障害入門」が開催されました。

 

事前準備から当日の運営までは、本学の大学院生と学部生で行いました。はじめに、司会の大学院生から紹介を受けた「教育臨床カフェのマスター」こと三谷聖也准教授(本学教育臨床学講座、本事業プロジェクトリーダー)からの挨拶に加えて、「教育臨床カフェ」およびプロジェクトと本日の企画の趣旨説明などがされました。第一部は、飯塚一裕講師(本学障害児教育講座)が講演をしました。

 

第二部は、大学院生がファシリテーターとなって、事例を通したグループディスカッションを行いました。そして、カフェタイムでは、さらなる学生間の交流が行われました。参加者は、本学大学院生・学部生・職員などの43名でした。

 

第一部では、自閉症スペクトラム障害、LD、ADHDの可能性ある児童生徒の特性などについて、事例や疑似体験を交えて、飯塚一裕講師が講演をしました。第二部では、「ある担任による児童生徒の話」が事例として提示され、学生たちが担任の立場での対応に関するディスカッションを行い、そこでは、発達障害の可能性だけでなく他の可能性も考えて、児童の状況や児童の思いをより詳しく把握する必要性などを議論しました。

 


 

アンケートでは、ほとんどの参加者が、講演やディスカッションが有意義であったと回答しました。また、「専攻や学科を越えて話し合う機会をもつことができてよかった」、「発達障害について知識を整理することができた」、「授業での学びを深める機会とすることができた」といった具体的な声がありました。


(報告:愛知教育大学教育臨床学講座 准教授 三谷聖也)